+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
「じゃ、じゃあ!表通りのところで・・・」
『ん。了解』
会える!先輩に会えるんだ。
その事実がうれしくて、高鳴る鼓動を抑えられなかった。
「きゅ、急に電話しちゃって・・・スミマセンでした・・・。」
まだ、しゃべってたい・・・。
『いいよ。別に。じゃあ、また後でねシホちゃん』
「あ。・・・はい」
あたしの願いも虚しくケータイからはツーツーという冷たい音だけがなっていた。