+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

あぁ、この感じ・・・。


背筋がゾクゾクするっ・・・。


甘美な響きに酔いしれてしまう。


ギュッと先輩の手を握り、ぶつけたい気持ちを抑える。


「決まり。じゃ、行こう」


先輩はそんなあたしに気づいたのか、にっこり微笑むとゆっくり歩きだした。


あたしに合わせてくれる歩幅。


手から伝わる先輩の体温。


もっと・・・感じたい・・・。


先輩の事・・・先輩の心。


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