+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

あたしは、コクリと頷いた。


それから、あたしは先輩に何度も抱かれた。


夢中だった。


ただ、思い出してほしくて。


あたしを最初に抱いた日を。


ただ、刻んでほしくて。


あたしを抱いてる時を。


こんな想いを抱くたびあたしの心は寂しさで震えるばかりだった。


だけど、想わずにはいられなくて。


何度も先輩の名前を呼んだ。


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