+.*ベッドの上の王子様*.+【完】

「シホちゃん?どーしたの、暗い顔して」


あ・・・いけないボーっとしてた。


先輩があたしの顔の前でひらひらと手を振る。


そういえば、先輩と一緒にカフェにいるんだった。


「いえ、なんでもないです。」


初めて先輩の前で作り笑いをした気がした。


「そう?」


先輩は何事もなかったかのように頼んだアイスティーを啜る。


そう、なんでもない・・・・。


< 47 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop