+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
ドアを開けると、エミがあたしに抱きついてきた。
「よかったぁ~、生きてた!」
最初も言ってたけど、何それ?
エミは、制服でたぶん学校に行く途中だったんだと思う。
「心配で、来ちゃったの!ゴメンね~!!」
エミがあたしを抱きしめる力を強めながら、また泣き出す。
「いいよ、上がって?」
エミは、鼻水を啜りながらソファに座った。
エミにジュースを出しながら、あたしも横に座る。
「クロネコ、何かあったの・・・?」