+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
え・・・・?
あたしは、てっきり辛かったよね。
とか同情されるものだとばかり思ってた。
けど、エミは違った。
「く、苦しかった・・・。誰にも言えなくて。」
あたしは、涙を拭きながら話した。
「大丈夫。あたしはいつだって聞いたげる。何度だって抱きしめたげる。」
ギュッと力を入れて、抱きしめてくれたエミ。
「ありがとう・・・・。」
あたしは、初めて信頼できる友達が出来た。