+.*ベッドの上の王子様*.+【完】
eightlove
あたしは、それから数十分泣き続けた。
「そっかぁ、じゃあこれは先輩がココにいた印だったんだね。」
エミが、ゴミ袋を指さしながら言う。
「・・・ん。」
「でも、シホにはその前にやるべきことがあると思う。」
「やるべき・・・こと・・・?」
あたしは、なにかわからなかった。
今まで友達と呼べる人がいなかった分、アドバイスされることに慣れていなかった。
「先輩に、真意と本当の気持ちを聞くこと。」
エミが、真っ直ぐ。あたしを見て言った。