嘘つき彼氏
『倖田志紀先輩!』
初めて間近で見る先輩にびびりながらも、意を決して叫んだ。
『………なに?』
コワッ…
名前呼んだだけじゃん!
でもカッコいい…。
『……。』
…そうじゃなくて
『彼女いますか!』
『ちょー突然…』
呆れ顔の先輩
『す、すいません』
でもすぐに呆れ顔から、ニヤリとした顔に変えて
『いるよ』
そう言った。
き、きた!
早まる心臓をおさえ聞いた。
『だ、れですか?』
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