嘘つき彼氏
『あぶないなあっ!!!なにすんだよ!!』
ポールは彼女たちに当たる事なく隣を倒れた。
またまた彼女の怒りをかってしまい、彼女は私にビンタした。
『……っ!』
頬がヒリヒリ痛む。
いつの間にか切られていた電話。
助けすら呼べなくなったのか、と悲しさに襲われる。
『頭きた。ちょっとビビらせてやろうと思ってただけだけど無理。』
先頭の彼女が目で送った合図と共に
女の人が5人くらい襲いかかってきた。
次々と蹴られる。
痛い―――。
痛いよ。
『あぁー。スッキリしないわ。』
そう言って、さっきのポールを私に向かって――――