嘘つき彼氏


結局わからないまま、次の日がやってきた。


『麻衣おはよー』

『おはよー』


『今日、なんか騒がしくない??』



階段の方から、やたら女の子の悲鳴に近い声が聞こえる。
歓声といってもおかしくないほどの。


『ちょっと、行ってみようよ!』



ミーハーな麻衣は私の手を引っ張って階段の方に走った。




< 5 / 161 >

この作品をシェア

pagetop