渡したかった。
――2年後――

私は大学生になった。


「エイジ・・・
 エイジの行きたがってた大学に
 受かったんだよ?
 ホントはエイジと一緒に行きたかったんだけどね?
 あれから何回も死のうと思ったよ?
 でもねエイジの命と引き換えに守られたこの命
 大切にするよ。
 アリガトウね・・・エイジ。
 チョコレート渡したかったよ。」

そうだよ・・・

エイジが守ってくれたこの命・・・

無駄にしないよ。


前を向いて・・・生きるよ。


だからね。
見守っていてね?

大好きだよ・・・

エイジ・・・
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