渡したかった。
――病院――


「ユカリちゃん!!!」


しばらくしてエイジのお母さんが病院に来たね。


「おばさん・・・・」


私の体は震えていたんだ。

「エイジは?」

「今・・・しゅ・・・集中治療室・・・にぃ・・
 エ・・・ジ・・エイジ・・・」

「ユカリちゃん!
 しかりして!」

おばさん。
しっかりできないよ。

エイジは私を守って・・・
こうなったんだよ?
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