渡したかった。
しばらくして先生がでてきた。

「エイジは!?
 エイジ・・・エイジ!先生!!」

「ユカリちゃん!
 おちついて!」

私は先生にしがみついて離れなかった。


「ユカリ!!」

お姉ちゃんとお母さんが来た。


「おちつきなさい!」

「だって・・・
 エイジは・・・
 わた・・・私を?
 まも・・った・・んだ・・よ?」
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