Love again
「マサ…ト…もう…」

そう言葉に出した瞬間、また映像がうつしだされた。


……泣いてる、私。

お母さんが事故のトラウマって言ってたけど、違う。


泣いてる、私は、中学生くらいの私。


考えない……考えちゃダメ。


もう、結ばれようとしてる瞬間だからーー


次の瞬間、私とマサトは、繋がった。


痛いって聞いていたけど、痛いって思わなかった。


あたしの喘ぎ声が、すごく響いてる。


自分が自分じゃない、そんな感覚だった。


それから、マサトと寄り添って話をしてた。


あんな体勢なんて、普段しないから……足がプルプルしてる。


「もう1回……する?」


マサトに恥ずかしさは無いみたい。


照れくさいよ、そんな風に言われたら……困る。


「えっ……」

答えに困っていたら、あたしの右手の指を、やらしく舐めてきたの。


「マサトって、変態だよ……」


「うん、変態だよ?ちひろにだけ、変態でいいんだ。」


もう、余計に言葉に困っちゃうよ。
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