Love again
「私ね、今、明里と同じクラスで1番仲いい友達なんだ。」


「そっか!前も、すごく気が合う感じで、練習試合とかであったりする時、よく…ちひろ、明里ちゃんに手紙渡してたよね♪」


…その記憶ないの。

高校に入って、明里と同じクラスになって、明里に話しかけたのは…初めて会うのに、前から知ってたような気持ちになったから。


「…覚えてないの。」

「えっ!?」

本当に記憶がないの。



「ねぇ…えり!教えてよ…他にはなにがあった?」


「ちひろ!ほら…人って忘れちゃうこともあるしさ…そんな顔しないの。大丈夫!」


アルバムをペラペラめくってた私。


1枚の他校と一緒に写した集合写真を見て、絶句した。


「えり!…この写真借りる!ごめん、今日帰る…」


「えっ!ちひろ」

えりの部屋から、すぐに出た。外に出てから明里に電話してた。


「これから、明里の家に行っていい?……わかった。タクシーでいくね。」


いいよって言われて、少し歩いてタクシーが見えたから、すぐに乗ったんだ。


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