繰り返す日々は空虚な音で巻き戻る
哀れなまでに力ない声で
君に歌をあげよう。

たった一人で息絶える君に
冷たくやわらかな音をあげよう。

さあ、お眠り。

暖かく優しいここから出て
硬い石の上にその体を横たえて。

深く深く揺らぎ沈んだ意識は
もう二度と戻ってはこない。
君は永遠の幸せを手にするんだ。

さあ、お眠り。
さあ、お眠り。

恐れることなど何も無い
ただひたすらにお眠りよ。

君は永遠の幸せを手にするんだ。

< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop