君がいる、僕がいる
「はぁ?俺は部長としてだなぁ――」
「はいはい、さすがチャラ男の翔平くんだなっ☆」
俺は翔平にじゃれるように言った。
するといつものプレイボーイ翔平が
イラっとしながら
「ちょっ!!有加が誤解するだろ!!」
って言った。
いやいや、誤解じゃねーよ?
色々知ってるから
俺と翔平の仲を甘く見てもらっちゃ困る。
「誤解じゃないでしょ?愛理のこと待たしといて陽菜と付き合ってるん…」
「ちょっと待て!それ以上は言うな」
翔平は慌てて俺の言葉を遮った。
まぁ後輩には聞かれたくねぇよな。
「わかったって!じゃあ練習戻ってくださぁい」
「隼人…覚えとけよ」
そういいながら翔平はコートに
戻って行った。
有加ちゃんと2人とか
久しぶりだなぁ。
あっ、そうだ!!!