君がいる、僕がいる

逢いたい

隼人side


5月上旬。


だいたい1年生の名前とかも
覚えてきたしなんとなく仲良くもなった。




そんなある日の昼休み



食堂へと向かう俺に声をかけてきた
女の子がいた。



「隼人さぁーん!」




「茜ちゃん、おはよ」




この子は有加と同じ1年生。



翔平は可愛いって言うけど
あいつはチャラいから
大抵の女の子は可愛いっていう。



つかもう、女の子なら
誰でもいいのか?っておもう。



俺は有加が好きだし
付き合ったり…なんて無理だよなー。





「隼人さん、どこ行くんですか?」



考え事してたら茜ちゃんが
話しかけてきた。



「えっ、あぁ、食堂行こうかなって。次休講だからさ」




本当は有加に連絡して
一緒にいたいとこだけど
きっと講義に出てるとおもう。



「あ、あたしも食堂に用事あるんで一緒にいきませんか??」



ニコニコ笑う茜ちゃん。



「あぁ、いいよ」



俺は何気無く答えた。



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