君がいる、僕がいる

それにしても人多すぎだろ。

誰が新入生か全然わかんねぇ。


ん?


なんかこっちをものすごく
見てくる女の子がいる。


背は小さくて顔も可愛いし
正直俺好みだとおもった。


ずっと見てるし声かけてみるかな。



トントンと後ろからその子を軽く叩いた。

「こんにちは、新入生?」

ん?返事がない。

なんか俺の顔じーってみてる。


「あの、ねぇねぇ?」


「えっ、あっ、はぃ、今年入学しました」

やっと返事してくれた。
しかし声も可愛いし反応もなかなか…。

恥ずかしいのか少し顔が赤かった。



「あはは、さっきからずっと顔みてるけどなんかついてる??」

俺の顔見過ぎだからね。
穴あくかと思った。



「えっ、いや、そうじゃなくて…綺麗だから男か女かわかんなくて」




「あはは、よくいわれるけど一応男ですよ」


そう、俺結構女の子に
間違われるんだよなぁー。

髪の毛ちょっと長いし
目大きいって言われるから
多分そのせい。








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