不良狼は一途に溺愛中
やべぇな…。
めちゃくちゃ嬉しい。
柚の言葉が胸に熱く広がっていく。
俺は街灯の下で立ち止まると、彼女の綺麗な瞳をジッと見つめた。
「柚…。」
「ん?」
「将来…結婚しような、絶対に。俺がずっと一緒に居たい女は、柚以外…考えられねぇから。」
柚は何度も目を瞬かせる。
彼女の頬が、みるみるうちに赤く染まっていくのが分かった。
「そ、それって……プロポーズ?」
「まあ、そうだな。」
自然に口から出た言葉だったけど、プロポーズ…になるんだよな、今の。
少し早いかもしれないが、俺の気持ちはシッカリ伝えておきたいもんな…。
暫く俺を見つめていた柚は、真っ赤な顔をしながら静かに頷いた。