不良狼は一途に溺愛中
「大丈夫…。勉強するために来たんだから寝てられないもん。平気だよ。」
ふふ…と可愛らしく笑う柚に、ドクンと鼓動が波打つ。
気付けば、彼女の唇にキスを落としていた。
「きゃっ、蓮…!?」
「まだ勉強前だ。しばらく俺に堪能させろ。」
「ちょっと待っ……んっ…」
慌てている彼女の唇を、もう一度…優しく塞ぐ。
彼女の後頭部にゆっくりと手を回して、深く口付けた。
キスを始めたら、すぐに止められることなんて出来るわけがなくて……
結局、その日…柚は殆ど勉強する間もなく、俺との甘い時間を過ごした。