不良狼は一途に溺愛中
「柚との時間を思う存分、満喫させてもらう。」
「んっ…」
すかさず、柚の唇にキスを落とす。
そのあとは、額やこめかみ、瞼、頬…。
色んな場所へとキスを落としていった。
「ひゃっ…蓮っ…!」
キスする度に、柚の可愛い声が零れて、俺の理性を揺さ振る。
やめられなくなりそうだ。
「蓮っ…、そろそろ帰ろうよ…。」
「ダメだ。まだ足りない。」
彼女の首筋にキスを落とした俺は、ギュッと抱き締める。
それから、しばらく俺と柚は二人だけの時間を堪能した。
柚は少し疲れたみたいだったけど、俺は飢えていた心が見事に潤って完全復活。
試験前に感じていた辛さは、今日の放課後の時間で、あっさりと消え失せてしまったのだった。