密フェチ†後戯~最上級のフェチ
彼の硬い体。
彼の体温。
彼の匂い。
それを感じるだけで、スイッチが入って欲情する。
条件反射。
彼に強く抱きしめられると、体中の力が抜けてゆく。
何度も、何度も、飽くことなく繰り返されるキス。
蕩けてゆく体。
上昇する体温。
匂いたつ欲望の香り。
焦げ付くような視線を交わすと、お互い身に纏うものを脱ぎ去って、月が照らす青白いシーツの海にダイブする。
絡み合う二匹の獣。
擦れる肌。
滲む汗。
乱れる髪。
すべてを与え、すべてを奪う、飽くなき欲望。
喰うか喰われるか、ギリギリの攻防。
舐めあい、噛みつき、何もかも忘れて、貪欲に貪りあう。
捕らえられ、貫かれ、仰け反って、我を忘れて、彼の広い背中に爪を立てる。
喘ぎ声は吐息に紛らわせ、体の奥まで曝けだして、さらに深く繋がる。
飛んでいってしまいそうな意識を、絡ませた体で引き戻され、突き上げられて、高い波にさらわれる。
シーツの海で溺れれそうになりながら
終にはお互いの体を汚して果てる---