しおり




私は、涙が止まることもなく、泣きながら家に帰った。





もちろん、色んな人々が振り返って私を見る。





しかし、私は、そんなことを気にせず泣き続けながら家に帰った。






こんな日に限ってカツプルが目に付く。





涙が溢れて溢れてとまらなかった。





「今」を生きようと言うその隙に「今」が逃げてゆくことを知った。

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