なみだ涙ナミダ




高杉恵は“我儘姫様”という肩書きがある。

その由来は、見て分かる通り、我儘を言う金持ちのお嬢様みたい、から来ている。
姫様と付くのにはもう一つ理由があって、それはルックスだ。

普通にしていればただの美人にしか見えない。人は外見に騙されちゃダメなんだと思い知らされました。

あいつ絶対謝らなそうだな、と思いながらも目撃情報を頼りに辿りついたのは、人が寄らない第二図書室。
普段みんなが使う図書室は第一図書室。第二図書室が使われないわけってのは、場所が校舎の隅っこにあるからゆえ。
そんな所になんで高杉は来たんだろうか。

高杉に興味が湧いた。

そして、この後さらに興味が湧くことになる。




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