なみだ涙ナミダ




肝試しは夕食とお風呂のあと。

ぱっ、と夕食を済ませた私と愛ちゃん、桜ちゃんは露天風呂に向かった。


お湯に浸かり愛ちゃんが私の体をまじまじと見ながら言った。

「昨日も気になってたんだけど...、メグミンおっぱいでかいよね」

「あ、それあたしも思った」

私はそれを精一杯否定する。

するとえいっ、と可愛らしい声と共に愛ちゃんが飛んできた。

ばしゃーん、と大きな音と愛ちゃんの行動に驚いた。

「んー、Dは普通にあるね?」

どこの探偵だよ、とツッコミたくなる顔をする愛ちゃんは私の胸を揉んでいた。

「あっ、愛ちゃん!?ちょ、どこ触って...、ひゃぅんっ」

愛ちゃんだけではなく桜ちゃんまで私に触れてきた。

「わー、本当だ。大きいし、柔らかっ!すべすべー」

二人して私の胸で遊び始めた。

「まっ待って!舐めっ、舐めるのはダメ!って、首筋ならいいって問題じゃ...あんっ」


耳を甘噛みするのは反則だと思いました。


私は、逃げるように露天風呂からでた。

私はバカでした。

女子の露天風呂の隣には、男子の露天風呂があり、男子風呂と女子風呂は竹の柵のみである。

つまり、わたしたちの声は男子風呂に聞こえてしまっているのです。



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