なみだ涙ナミダ
「何の用?学園のアイドルさま」
わざと相手を挑発するように、ニヤリと微笑みながら言った。
「あいどっ...!?何そのサッブイあだ名っ!のっさんボーイみたいなカッケーあだ名がいい」
「アンタのっさんボーイ知ってんの!?」
のっさんボーイ。
結構マイナーで知る人ぞ知る、的な歌手なのに。まさか、あの鈴木が知ってるなんて、反応しないわけないだろう。
「お前もか!?あの可愛いのっさんがシンボルの癖に、声が低いところがグッとくる」
「それめっちゃわか...」