二人の距離。



自分の靴箱に靴を置いて、真新しい上履き穿きかける。

隣は美佐ちゃんだった。


「そっか〜、増田で宮内だから出席番号次なんだね。席も後ろでよかった〜。」

「増田美佐ちゃんっていうんだね。」

「あははっ、美佐ちゃんなんて呼ばなくていいよ。美佐でいいから、ね?」

「う、うん…………美佐!!」


それを聞いて可愛くニッコリと笑った。



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