二人の距離。



「あれ?次の人〜?」


緊張して、自分の世界に入ってしまった…。


「……あっ、はい。宮内紗枝です、よろしくお願いします。」


座ろうとするとやっぱり、あの質問があたしにも尋ねられた。


「はいはいっ、彼氏いますか〜?俺、超タイプなんだけど〜よかったら…「ダメだし。」

「は?ダメって何だよ、お前モテるからって調子に乗ってんじゃねぇよ!!」


彼は冷たく笑い、言葉を返した。



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