Believe~君が教えてくれたこと~
普段の私

 授業中、舜樹のことが頭から離れなかった。
 舜樹って変な奴。私に声をかけてくる奴なんてめったにいない。
 しかも、「また話したいし」って。


 --------キーンコーンカーンコーン----------

 授業が終わり、下校時間。 大体の人は、部活に行く。
 私は、入ってないので帰ることにした。

 校庭は、部活が始まり騒がしかった。私の学校は、部活が盛んで賞をたくさん取っている
 特に、サッカー部は強くて有名だった。


 私は、サッカーが嫌い。お父さんがサッカーが好きだったから。

 真ん中で、サッカー部がやっていた。

 あっ、舜樹。サッカー部だったんだ。

 舜樹は先輩と混じって練習をしていた。

 あっ!すごいっ!  シュートがきれいに決まった。


 キャーーー☆王子かっこいい♡♡

 周りには、たくさん女子がいた。 

 さすが王子・・・。モテるのも大変ね・・・。


 時計を見るとだいぶたっていた。私は、向きを変え家に向かって歩きだした。




 「ただいま~。」

 「あっ、茉莉ちゃんお帰り。」
 この人は鬼頭おばちゃん。いろいろと施設のために働いてくれてる。


 部屋に入るともう、人がいた。

 「茉莉!お帰り。今日は、少し遅かったね。」

 「ただいま~。疲れた。」

 私を待っててくれたのは、ルームメートの鈴木梨花。

 梨花は、両親が死んでしまい行くところがなくここに来たらしい。
 同い年で同じくらいの時期に来た。だからか、梨花は私の唯一の親友

「茉莉~!お願いがあるの。」

 「何?梨花のお願いならなんでもきくよ。」
 
 「ホント!?じゃあ、明日一緒に合コン行こう!」

 「え”・・・・。嫌だよ。」

 「え~!!!茉莉、私のお願いならなんでもきいてくれるって言ったじゃん!」

 「だって・・・。そんなお願いだと思わなかったんだもん。」

 「お願い!!!!一人じゃ心ぼそいし・・・。あと1人足りないらしいし・・・。」

 「も~わかったよ。行くよ。」

 「やったーー!茉莉大好き~!!!じゃ、実穂ちゃんに連絡しなきゃ!」

 
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