Believe~君が教えてくれたこと～

まだ、笑美ちゃんは彼氏とおしゃべりしていたので私は教室の外で待っていることにした

「ねぇ！君マリリン演ってた子だよね？可愛かったよ。」

「1人なの？じゃあ俺らと回らない？」

何この人馴れ馴れしい。
私はキリっと睨んだ。私に構わないでよ。

「睨まないでよ！可愛いのに！」

「ほら！行こう！！」

腕を掴まれる。もう耐えられない。

「、、、、、して。」

「どうしたの？」

「いい加減にして。私に触らないで！！」

私は掴まれた腕を振りはらって思いっきり睨みつけた
男なんて大嫌い


すると、男達はブツブツ言いながらどっかに行った

「茉莉！大丈夫だった？」

「舜樹。平気よ。あんな奴」

「良かった〜。茉莉がまた嫌な思いしたんじゃないかと思った」

「平気だよ。平気だけど、嫌だった。」

私がうつむくと舜樹が「ごめん」
と言って私を少し抱きしめた

「王子〜！！指名されてんぞ！」

「今行くー！！じゃあ、俺行くね。そうだ、昼放課屋上で会おう。待ってるから」

「わかった。」

すると笑美ちゃんも終わったらしく笑美ちゃんが走って来た

「ごめんね？1人にしちゃって。」

「大丈夫。舜樹がいてくれたから」

「舜樹？ああ！王子のこと！王子のあんな顔始めて見たよ！」

「あんな顔って？」

「あっ！茉莉ちゃん気づいててないんだ！茉莉ちゃん！私は応援するからね！」

「？あ、ありがとう。」