Believe~君が教えてくれたこと~
ーーーーーーーーー昼放課になり、私は少し走って屋上に向かっていた

ドカッ
私は思いっきりぶつかって尻もちをついた

「ごめん!大丈夫だった?」
手を差し伸べてきたけど私は自分で立った

「こちらこそすいませんでした。」
それだけ言うと私は走って屋上に向かった

「あんな子もいるんだ。俺に媚びてこないやつも。面白い。」
こいつのせいで今後どうなるのか私は知らなかった。


ーーーーーーギィ

「茉莉!良かった。来てくれた」

「ごめん。待った?」
舜樹だってすぐわかった
風でさらさらと髪がなびいていて着物姿のままの舜樹は誰でも惚れてしまいそうだった

「ううん、待ってないよ!どうしたの?息切らして。」

「遅れそうだったから走って来たんだけど途中で知らない人にぶつかるし。」

「そうだったんだ。」

2人でフェンスにもたれかかって校庭を見て無言のまま時間が過ぎる

「あのさぁ、どうして私を呼び出したの?」

「えっ?!ただ、茉莉と一緒にいたかったから」

「ふ、ふーん。」

なんだか嬉しかった。
私もだよって言いたかったけど、そんなこと言えるわけもなく、
2人でのんびり昼放課を過ごした


後は特になく、文化祭は終わった
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