お兄ちゃん、あたしを見て?
洗顔をして、髪を整えると、あたしはリビングに行った

「「おはよ」」
「おはよ」

お父さんとお母さんはそれぞれ忙しそうに用事をしていた


お兄ちゃんは朝ごはんを食べるのを待ってくれている

隣で朝ごはんを食べているお兄ちゃんをじーっと見つめていると
視線を感じたのか、お兄ちゃんがこっちを向いた

「ひな?俺の顔何かついてる?」
少し苦笑ぎみに尋ねてきた

「ううん、何も...」
その苦笑した顔さえも綺麗で、顔が熱くなる

顔を見られたくなくて、うつむいた


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