お兄ちゃん、あたしを見て?
「それより...ひな、時間大丈夫なのか?」

「へ?」
時計を見る

時計は8時10分を指している
あたしがいつも家を出るのは...8時

いつもギリギリで学校に着くのに10分は痛すぎる!
「や、やばい」

あたしはダッシュで自分の部屋に行き着替えをすませた

「いってきまーす!!」
絶対遅刻だよー!
もう、最悪だぁ!

担任、起こり方ねちねちしてるから嫌なんだよねー、

「あ、ひな!」

お兄ちゃんがあたしの名前呼んでくれるのは嬉しいけど、
時間ないよぉ...

「なに?」

「今日は学校まで乗せていってやるからそんなに焦るな」

「え、本当に!?」
にっこり微笑んだお兄ちゃん

綺麗すぎる...
お兄ちゃん、本当に人間なのかな?

とか、馬鹿な考えをしてしまった自分に呆れる
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