あの日言えなかったこと・・・・
大輔side
僕の名前は山野大輔。高校2年
僕は、結構病弱で入院したりしなかったり...
そして、現在は家の近くの大病院で入院中
何気、暇だったりする
毎回、入院しているからこの病院と、この部屋は第2の家みたいなものだ
僕はベットの上で、小説を読む
明るい洋風の部屋に僕一人
両親が持ってきてくれた小説がもうすぐで終わってしまう
「このシリーズ、次回で最終回かぁ...」
そう呟きながら、最後まで目を通す
うつむくから、眼鏡が少しずつ落ちていく
読み終わり、携帯の時計を見てみるともう午後の4時過ぎ
(そろそろ、学校終わったかな?)
僕は、学校にきちんと通うことが憧れだった
最初は、一週間に3回位は学校に通っていたのだが、病状が悪化して一学期の終わりには入院を世になくされた
部活は一応、本が大好きだから文学部には入部したが...多分、僕はただの幽霊部員としか思われていない
ため息をつきながら、違うシリーズの本を手にかけた
「学校に行きたいな...」
そう呟く