あの日言えなかったこと・・・・
4日間のテストが終了したと同時に、すぐに大輔のいる病院に向かった
「大輔!」
ちょうど読書中だった大輔は少し驚いた様子で何かを隠した
??
なにを隠したのかな・・・ !! 男の子だもんね
あの、男子特有の本とかかなと思ったので何も言わなかった
「聞いて、数学のテストバッチしっ!」
「それは、まだテストが帰ってこないとわからないよ。問題用紙とかある?」
「うん」
「じゃあ、採点してあげる」
まるで、先生のような大輔
「ふふっ、先生みたい」
「先生みたいって・・・ まあ、先生かもね」
「そうだね。勉強付きっ切りで教えてくれたもんね」
笑顔で私はお礼を言うと、少し真っ赤になった大輔
可愛い/////
私は、トートバックの中から数学の問題用紙を取り出した
今回のテストは数学2数学Bと、一年の復習テストがあって合計3回数学があった
まあ、私の通う学校は進学校だから。もう、大学を決めないといけない時期だ
私は、一応学校の先生がいいんだよね・・・・英語しかできないし
「はい。今日までの数学の紙」
「ん・・・」
10分間くらい赤ペンの音がした
音を聞いて、当たった!、外れたと予想する
しかし、それまで暇だったので大輔の読んだ本を借りる
「このシリーズ、おもしろいよね」
たくさんの本の一番上に中学校から二人で読んでいた小説を発見した
この本は、私がおすすめして大輔まで魅了された本だ
けど、すぐに私は目移りしてしまうからこの本の4冊前までは読んだが、その後は読んでいない
「そうだけど次で終わりらしい」
「え~!! 結構おもしろかったのに」
「貸す?」
「うーん。今、読んでいる本があるからその後なら!!」
友達が貸してくれた本が、ちょうどいいところ何だよね~
「わかった・・・・・・・・・・・よしっ! できた」
「・・・・・どうだった?」
おそるおそる聞いてみる
なんか、私が期待をすればするほど点数をみたときにがっかりするから、高い期待はしないようにしていた
しかし、今回は胸を膨らませて結果をみた
「!!!!!!」
「驚きすぎ。まあ、百合にしてはよくできました」
「こんな・・・・・」