神様に与えられた余命2年



___ぁ…。



いた。


背番号10番を抱えて

真剣な顔をして準備運動をしている。


蒼太がふっと私を見た気がした。


「ぁ…」



目があった



その瞬間、笑顔になった蒼太は

私に向かってガッツポーズをして

口パクで

「ぜってぇかつ」


そう言った気がした。


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