神様に与えられた余命2年

俺の瞳からこぼれた涙は

優華の顔をつたり落ちた。


大好きな彼女が病気と知ったとき

目の前が真っ暗になった。


大好きな彼女が笑っているとき

幸せを実感していた。


大好きな彼女が苦しんでいるとき

隣で見ていることしかできなかった。


大好きな彼女に愛してると伝えたとき

凄く照れくさくてめっちゃニヤけた。


大好きな彼女が倒れたとき

一瞬覚悟を決めた俺がいた。


大好きな彼女と今日でさよならと実感させられたとき

一瞬の覚悟何て一瞬で消えた。



凄く怖い。

大好きな人へ死が迫っていること。

もう二度と会えないこと。


本当に怒れる。

神様が大好きな彼女を選んでしまった事。


どうして彼女を選んだのだろう。

凄くいい子で思いやりも会って
可愛くて友達思いで
まだ、まだやりたいことも
何もできていない

俺の、俺の大好きな彼女を…。


どうしてなんだっ…。

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