神様に与えられた余命2年

「も…ダメかも…だから言いたいこといわせて…」


言葉をつづけようとしたら少しずつ
周りが暗くなってきた。


タイムリミットが近くなっている…。



「わ、たしがいなくなっても…蒼太は幸せに…なっ、て私はずっと、これからさきも…そう、たをあい、しているから、だから…笑って…蒼太。笑って…あいしてる…から…さよう…なら…」


もう、限界…

再度目を閉じるとき

「俺も愛してる」

笑顔で言った彼の顔が最後に見えた。


そしてゆっくり…重くなった瞳を閉じた。

蒼太あなたに逢えて私は幸せでした。

幸せな毎日をありがとう。

ねぇ…蒼太泣かないで。

お願い


―蒼太笑って。






―END―
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