【完】Secret Story ‐笠井 龍輝‐
……。
その後、色々なことを決め、大雅と朔也は帰っていった。
携帯の電源を切っている時、何か重要な話がある時は横山家の電話に朔也がかけてくる。と言うことにした。
まぁ、特に何も無いだろうけど。
それよりも心配…つーか不安なのは、また真由に黙ったまま電源を切るという行為。
「上手く言っとく!!」と大雅は言ったけど…“大雅”ってだけでまず不安。
朔也も居るから、大丈夫だとは思うけど。
……それでも真由を、すげー不安にさせちゃうよな。
サプライズなんてしないで、普通に会って楽しむ。
それでも良かったかな?と、今更ながらに思ってきた…。
「でもまぁ…、元々は朔也が提案してきたコトだし、“大丈夫”と信じていくしかないか」
アイツが間違ったコトを言うはずがない。
そう信じ、グッと背伸びした。
……。
その1時間後。 久しぶりに健吾から電話がかかってきた。