略奪愛の結末
そんな卓朗が突然現れたのは それから数日後。
マリからは友達とカラオケに行くから
遅くなると 花の金曜日の連絡をもらったばかり。
「マリは今日遅くなるって言ってたんだけど?」
「うん わかってる。
今日はおねえさんに会いに来た。」
「は?」
「マリちゃんのことで……。」
高そうな腕時計をソファーに座って
見せびらかすようにしている。
お茶を出して
「どうしたの?マリのことって?」
「うん。マリちゃんが真剣だからさ
俺もそろそろって…。」
「マリをからかってるならやめてくれる?
あなたに泣かされたり 振り回されてる人 何人も見たし
相談にものったの。男としては最低だと思ってる。」
「マジに?誰?桜?桃花?智子?」
バカじゃないの・・・・
そこが違うんだわ 自慢げなところも間違ってる。
こんなのが篤朗の兄だなんて信じらんない。
「なんだよ。相談とか 一方的に
向こうからしか聞いてないじゃん。」
「どっちにしてもうちの マリはやめて。
他の人にならもう大人なんだから 何してもいいけど
マリはダメ。あなたみたいな遊び人とは
絶対に許せない。」
「俺はいいんだよ。だけどさ マリちゃんがさ
最近アピールしてきてるし…メグの宝物だし
大切に扱うつもりだけどさ。」
「マリはダメ。あの子はまだ全然子供なの。
お願いだから 突き放して。」
マリを傷つけても 卓朗だけは絶対に許せなかった。
マリからは友達とカラオケに行くから
遅くなると 花の金曜日の連絡をもらったばかり。
「マリは今日遅くなるって言ってたんだけど?」
「うん わかってる。
今日はおねえさんに会いに来た。」
「は?」
「マリちゃんのことで……。」
高そうな腕時計をソファーに座って
見せびらかすようにしている。
お茶を出して
「どうしたの?マリのことって?」
「うん。マリちゃんが真剣だからさ
俺もそろそろって…。」
「マリをからかってるならやめてくれる?
あなたに泣かされたり 振り回されてる人 何人も見たし
相談にものったの。男としては最低だと思ってる。」
「マジに?誰?桜?桃花?智子?」
バカじゃないの・・・・
そこが違うんだわ 自慢げなところも間違ってる。
こんなのが篤朗の兄だなんて信じらんない。
「なんだよ。相談とか 一方的に
向こうからしか聞いてないじゃん。」
「どっちにしてもうちの マリはやめて。
他の人にならもう大人なんだから 何してもいいけど
マリはダメ。あなたみたいな遊び人とは
絶対に許せない。」
「俺はいいんだよ。だけどさ マリちゃんがさ
最近アピールしてきてるし…メグの宝物だし
大切に扱うつもりだけどさ。」
「マリはダメ。あの子はまだ全然子供なの。
お願いだから 突き放して。」
マリを傷つけても 卓朗だけは絶対に許せなかった。