略奪愛の結末
「じゃあ メグが俺と付き合ってよ。
それならその条件のむよ。」

やっぱり コイツ ダメな男だ。

「付き合ってとは言わないからさ……
抱かせて…一回だけ……。」

腹が立って 平手打ちをしようとしたら
手首をつかまれた。

「いいね~その勝気さがたまんない。
こういう女を抱いて狂わせたい。」

「離して!!」

「俺がどんだけ 片思いしたかわかる?
この 俺がだよ?」

「何が片思いよ。あんたに言われたら
恋が汚れるから。」

「メグだけ 手に入らなかったな~
俺のこの人生でさ。
今 メグを手に入れたら いい方にみんな
戻ってくるような気がする。」

「自分自身を振り返ったらどう?
反省して遣り直したら 運も戻ってくるわ。」

卓朗に引き寄せられた。

「仕方ないな…マリをメグの代わりにするか。」

「いい加減にして
そんなことしたら殺すから。」

「俺がどんな男か知ってるよね。」

卓朗の顔から笑みが消えた。

「欲しいものを手に入れるには
何でもしちゃうんだよね。
マリちゃん ちょっとだけメグに似てるし
我慢するか。」

我慢って・・・・・

大切なマリ・・・・
マリの人生を汚したくない・・・・。
私はこれから また マリの幸せのために生きるんだ。
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