略奪愛の結末
「おまえをメグの代わりに抱くぞ。早く頼むから……
俺を助けると思って……帰れ。」

マリはアップにした髪の毛をほどいた。

メグと同じしぐさに 熱いものがこみあげてきた。

「抱いて 篤朗……。」

「やめろ…マリ…俺を最低な人間にするな。」

「篤朗……メグだよ……。」

メグとマリは いつの間にこんなに 似たんだろう。

「メグじゃねーし・・・・。メグはこんなに痩せてない。」

細い腰に手をまわした。

真っ赤に染まった頬にキスをした。

「おねえちゃんだもん……篤朗好きなんでしょ?
ダメだよ おねえちゃんは…篤朗のこと好きじゃないもん。」

「知ってるよ。」

「そんなに好きなら 今夜だけおねえちゃんに
なってあげる。」

ねっとりとした唇が触れて 溶けるようなキスをした。

「あつ……好きよ……。」

メグの喘ぎ声によく似ている。

セーターの下から指をすべり込ませて
ブラを外した。

メグほどではないけれど 細いわりに 弾力のある
張った胸が零れ落ちた。

「ア………。」

「最低・・・・・・。」

自分がなんていう最低なことをマリにしようとしてるか
知ってはいた。理性という立派な奴が起きてこない。
俺は欲望と願望のまま

マリをメグにして 何度も一つになった。
突いて 突きまくって…マリの中にいるメグを抱いた。

「メグ…愛してる・・・・。
俺 おまえしか愛せないんだ・・・・。」

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