略奪愛の結末
それからメールをしても戻ってこなかった。
軽率な行動を後悔した


もしかしたら メグにすごい迷惑をかけてしまったかも
そう思うといたたまれなかった。

マリがあんなに怒るなんて想像してなかったから
メグに悪いことをしてしまった。

帰ったらマリは何を言うんだろう
俺がマリを抱いたことを知ったらきっと軽蔑するだろう。

俺は最低な男だけど メグの前だけでは
そんな男だとは思われたくなかった。

しばらくして 携帯が鳴った。

マリ・・・
俺は飛び起きて電話に出る。

「もしもし!!」

「今日のことは おねえちゃんには言わないで。
お互いにその方がいいでしょう?」

「それはそうだけどさ
今日はホントにごめんな」

「謝らなくていいから
とにかくおねえちゃんには 言わないで。」

そういうと電話を切ってしまった。


よかった・・・・
ということは悪事がメグには知られないということか


少し安心してる 卑怯者な俺


それにしてもメグが本当に兄貴と付き合っているのか
それが信じられなかった。

あまり好きなタイプではない
そう言ってたはず……。
高校の時だって何度も付き合ってほしいと
言われたけれど相手にしなかったメグが


なぜ今さら・・・・・。


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