略奪愛の結末
「幸せになってほしいの。マリには絶対。
おとうさんやおかあさんが 納得してくれる人と
その人に送り出すのが私の役目。」
「その人に送り出したら おねえちゃんも
ちゃんと幸せになってくれる?もう私のことばっかり
心配しなくてもいいんだよ。」
「うん。幸せになるように努力するから。」
「わかった。
私 絶対に幸せになるから おねえちゃんのためにも
だから一番応援してくれる?マリが
好きな人と一緒になれるように……。」
「ちゃんとした人なのよね?私のように
家庭を持った人とかじゃないよね。」
「うん。私は無理。それは大丈夫。」
「よかった・・・・。早く会ってみたいな。」
「うん 近いうちに会わせるから…それまで
少し時間をちょうだい。」
「わかったわ。」
久々に姉妹でゆっくりと話した夜だった。
時間
もう絶対に後戻りできない時間……
お腹の赤ちゃんがもう少し大きくなるまで
私にとっては 大きな賭けだった。
篤朗に拒否されないように
愚かなのはわかっていたけど
赤ちゃんも篤朗も 失いたくなかった。
「赤ちゃんがいてくれたら大丈夫。
全部 うまくいくから。元気で大きくなってね。」
私はお腹に語りかける。
おとうさんやおかあさんが 納得してくれる人と
その人に送り出すのが私の役目。」
「その人に送り出したら おねえちゃんも
ちゃんと幸せになってくれる?もう私のことばっかり
心配しなくてもいいんだよ。」
「うん。幸せになるように努力するから。」
「わかった。
私 絶対に幸せになるから おねえちゃんのためにも
だから一番応援してくれる?マリが
好きな人と一緒になれるように……。」
「ちゃんとした人なのよね?私のように
家庭を持った人とかじゃないよね。」
「うん。私は無理。それは大丈夫。」
「よかった・・・・。早く会ってみたいな。」
「うん 近いうちに会わせるから…それまで
少し時間をちょうだい。」
「わかったわ。」
久々に姉妹でゆっくりと話した夜だった。
時間
もう絶対に後戻りできない時間……
お腹の赤ちゃんがもう少し大きくなるまで
私にとっては 大きな賭けだった。
篤朗に拒否されないように
愚かなのはわかっていたけど
赤ちゃんも篤朗も 失いたくなかった。
「赤ちゃんがいてくれたら大丈夫。
全部 うまくいくから。元気で大きくなってね。」
私はお腹に語りかける。