略奪愛の結末
「動いた!!!」
マリの声に驚く。
「今日は 元気だね~。
ママのおなか はちきれちゃうよ。」
マリが子供に声をかける姿を見るのが日課になった。
マリは私と篤朗のことを知らない。
だからマリを憎んでもそれは違うってわかってるのに
「おねえちゃ~ん
赤ちゃん動いてる 動いてる
早く早く!!」
マリの声にせかされてそばにいくと
マリが私の腕をつかんで
お腹の上に置いた。
ポコン
「え?」
ポコン ポコン
「そこ 撫ぜてみて。赤ちゃんに触れるよ。」
私は静かにマリの滑々した肌をなぜると
「あ!!!足?手?」
「どっちかわかんないんだけどね
最近 よく出るから 捕まえてあげるんだ。」
神秘的だった。
自分の中に また違う生命が育っている。
それも 愛する人の子供
いびつになったお腹の上から触れた。
「赤ちゃんなんだ…これ……。
はじめまして おばちゃんだよ。」
無性に マリがうらやましくなった。
愛する人と 愛する人の子供
そして永遠の家族を手に入れること……。
「早く パパに触ってもらいたいね~。」
何も知らないって本当に毒だった。
マリは嬉しい気持ちを抑えきずに
私にストレートにぶつけてくる。
「篤朗の子供だよ。めっちゃ嬉しい~。」
そのマリを私は姉の仮面で見つめる。
心の憎悪は広がるばかり
一番醜い心の私が 力を持ち始めていた。
マリの声に驚く。
「今日は 元気だね~。
ママのおなか はちきれちゃうよ。」
マリが子供に声をかける姿を見るのが日課になった。
マリは私と篤朗のことを知らない。
だからマリを憎んでもそれは違うってわかってるのに
「おねえちゃ~ん
赤ちゃん動いてる 動いてる
早く早く!!」
マリの声にせかされてそばにいくと
マリが私の腕をつかんで
お腹の上に置いた。
ポコン
「え?」
ポコン ポコン
「そこ 撫ぜてみて。赤ちゃんに触れるよ。」
私は静かにマリの滑々した肌をなぜると
「あ!!!足?手?」
「どっちかわかんないんだけどね
最近 よく出るから 捕まえてあげるんだ。」
神秘的だった。
自分の中に また違う生命が育っている。
それも 愛する人の子供
いびつになったお腹の上から触れた。
「赤ちゃんなんだ…これ……。
はじめまして おばちゃんだよ。」
無性に マリがうらやましくなった。
愛する人と 愛する人の子供
そして永遠の家族を手に入れること……。
「早く パパに触ってもらいたいね~。」
何も知らないって本当に毒だった。
マリは嬉しい気持ちを抑えきずに
私にストレートにぶつけてくる。
「篤朗の子供だよ。めっちゃ嬉しい~。」
そのマリを私は姉の仮面で見つめる。
心の憎悪は広がるばかり
一番醜い心の私が 力を持ち始めていた。