略奪愛の結末
「ひねてる?」
「そう 二面性あるよね あの子。」
「うん それは誰でもそうでしょ?」
「今まで大切にしてくれてた
姉に対して 複雑な思いを抱いている。」
「そう?私?
年頃だから 親代わりの私に反抗するときは
あったけど…イヤね 何?」
「今日の主役は?」
「マリでしょ?」
「違うんだな~~メグが現れた瞬間に
すべての人がメグに注目するんだ。
あれは 可哀そうかもしれないな。」
「意味がわからないわ。」
「みんなの視線はみんなメグがさらっていくんだ。
マリちゃんの胸中は複雑だよ。
今日もその着物姿も アップにした髪の毛も
めっちゃいいよ メグ。」
「やだわ。主役はマリだもん。
そんなに目立ってるつもりはないんだけど。」
「そうか?俺には目いっぱい目立ってるってとれるけど。」
卓朗は勘が鋭い。
「新郎まで見とれてるしな。ヤバいだろうよ。
あとで喧嘩になるんじゃね?」
そう言って笑いながら卓朗は去って行った。
身内だけの式と写真だけの結婚式だった。
今日の日をマリはとても楽しみにしてたから
そんな悪い気にさせたつもりはなかったんだけど
顔をあげると廊下に出てきた篤朗と目が合った。
篤朗の熱い視線が嬉しかった。
近づいてきた篤朗が
「めっちゃ似合う…。押し倒したいくらいだ。」
そう言うとトイレの方向に歩いて行った。
「そう 二面性あるよね あの子。」
「うん それは誰でもそうでしょ?」
「今まで大切にしてくれてた
姉に対して 複雑な思いを抱いている。」
「そう?私?
年頃だから 親代わりの私に反抗するときは
あったけど…イヤね 何?」
「今日の主役は?」
「マリでしょ?」
「違うんだな~~メグが現れた瞬間に
すべての人がメグに注目するんだ。
あれは 可哀そうかもしれないな。」
「意味がわからないわ。」
「みんなの視線はみんなメグがさらっていくんだ。
マリちゃんの胸中は複雑だよ。
今日もその着物姿も アップにした髪の毛も
めっちゃいいよ メグ。」
「やだわ。主役はマリだもん。
そんなに目立ってるつもりはないんだけど。」
「そうか?俺には目いっぱい目立ってるってとれるけど。」
卓朗は勘が鋭い。
「新郎まで見とれてるしな。ヤバいだろうよ。
あとで喧嘩になるんじゃね?」
そう言って笑いながら卓朗は去って行った。
身内だけの式と写真だけの結婚式だった。
今日の日をマリはとても楽しみにしてたから
そんな悪い気にさせたつもりはなかったんだけど
顔をあげると廊下に出てきた篤朗と目が合った。
篤朗の熱い視線が嬉しかった。
近づいてきた篤朗が
「めっちゃ似合う…。押し倒したいくらいだ。」
そう言うとトイレの方向に歩いて行った。