略奪愛の結末
私 彼 姉
六歳の時 両親が交通事故で死んでしまった。
私には十歳上の姉がいて
姉と一緒に 祖父母の家に預けられた。
母が恋しいことはあったけれど
私には姉がいて……姉は私をとても愛してくれた。
年が離れていたから
私にとっては姉でもあり
母でもあった。
だから寂しくなんかなかった。
参観日には 若くて美しい姉が
教室の後に立つと みんながワイワイと騒ぐ。
「マリちゃんのお姉ちゃんすごくキレイ。」
いつも 鼻が高かった。
姉はその頃 仕事をしていたが PTAの役員も
よく引き受けて 母親たちの中で頑張ってくれていた。
「妹想いのお姉ちゃん。」姉はそう呼ばれた。
私の自慢のお姉ちゃん・・・・・。
道下 メグ
大好きなお姉ちゃん 大切なお姉ちゃん
憧れの女性だった。
私には十歳上の姉がいて
姉と一緒に 祖父母の家に預けられた。
母が恋しいことはあったけれど
私には姉がいて……姉は私をとても愛してくれた。
年が離れていたから
私にとっては姉でもあり
母でもあった。
だから寂しくなんかなかった。
参観日には 若くて美しい姉が
教室の後に立つと みんながワイワイと騒ぐ。
「マリちゃんのお姉ちゃんすごくキレイ。」
いつも 鼻が高かった。
姉はその頃 仕事をしていたが PTAの役員も
よく引き受けて 母親たちの中で頑張ってくれていた。
「妹想いのお姉ちゃん。」姉はそう呼ばれた。
私の自慢のお姉ちゃん・・・・・。
道下 メグ
大好きなお姉ちゃん 大切なお姉ちゃん
憧れの女性だった。