略奪愛の結末
篤朗は陣痛が来るたび 腰をなぜてくれて
「頑張れ。」と言ってくれた。
そして短い間隔の陣痛のない時間は
汗を優しく拭いてくれて
「大丈夫か?」と言ってくれる。
今 この一瞬
篤朗はきっと私のことだけを考えてくれている
それが嬉しくてたまらない。
今が 篤朗を引き寄せるチャンスの時
私は言う
「大好きな人の赤ちゃんに
もうすぐ会えるんだもの。負けてられないわ。
篤朗に抱かせてあげるまで……。」
篤朗は何も言わずに私の頬をなぜる。
幸せ・・・・・
ささいなことでも 私と篤朗との会話の中で
こんな幸せな時間があったかな。
篤朗はいつも適当に優しいだけで
それが何を意味してるのか
私にはわかっている。
でもでもね
篤朗は絶対に私のものになるから
今は耐える時なのかもしれない。
それは姉から奪った罰とで思えばいい。
激しい陣痛がやってきた。
いよいよ 愛しい人との結晶を誕生させる時が
やってきた。
「あつろう・・・・・。」
準備を終えた篤朗が近づいてきた。
「大丈夫 ついてるから・・・・。」
その手を握り締めた。
そして私は母になる最後の戦いを始める。
自然にいきみがやってきた。
赤ちゃんは本当に救世主だね……。
篤朗にこの瞬間を 焼き付けることができた。
感謝するね・・・・・。
分娩室にたくさんの声が響き渡った。
その中で篤朗の声を探すのは 簡単だった。
「マリ・・・マリ 頑張れ!!」
篤朗が一緒なら 私は大丈夫だよ。
「頑張れ。」と言ってくれた。
そして短い間隔の陣痛のない時間は
汗を優しく拭いてくれて
「大丈夫か?」と言ってくれる。
今 この一瞬
篤朗はきっと私のことだけを考えてくれている
それが嬉しくてたまらない。
今が 篤朗を引き寄せるチャンスの時
私は言う
「大好きな人の赤ちゃんに
もうすぐ会えるんだもの。負けてられないわ。
篤朗に抱かせてあげるまで……。」
篤朗は何も言わずに私の頬をなぜる。
幸せ・・・・・
ささいなことでも 私と篤朗との会話の中で
こんな幸せな時間があったかな。
篤朗はいつも適当に優しいだけで
それが何を意味してるのか
私にはわかっている。
でもでもね
篤朗は絶対に私のものになるから
今は耐える時なのかもしれない。
それは姉から奪った罰とで思えばいい。
激しい陣痛がやってきた。
いよいよ 愛しい人との結晶を誕生させる時が
やってきた。
「あつろう・・・・・。」
準備を終えた篤朗が近づいてきた。
「大丈夫 ついてるから・・・・。」
その手を握り締めた。
そして私は母になる最後の戦いを始める。
自然にいきみがやってきた。
赤ちゃんは本当に救世主だね……。
篤朗にこの瞬間を 焼き付けることができた。
感謝するね・・・・・。
分娩室にたくさんの声が響き渡った。
その中で篤朗の声を探すのは 簡単だった。
「マリ・・・マリ 頑張れ!!」
篤朗が一緒なら 私は大丈夫だよ。