略奪愛の結末
「ただいま~篤朗到着~~。」

真紀が出てきて

「いらっしゃい。ごめんね。突然呼んだりして。」

メグのこと
たくさん知りたかった。

「お腹すいたでしょう。簡単に作ったから。
卓朗 お皿ちょっと出して!!」

「はいはい~~。」

兄貴が目配せをした。

「夫の扱い方が乱暴でさ。」

「なんかいった?」

「いえいえ何も言えません~。」

思わず吹き出す俺。

真紀が美味しそうな料理がのったお皿を運んできた。

「うわ…何かレストランみたいだ。」

「ごめんね 簡単だけど 味は悪くないから
とりあえず食べて。」

「ハンバーグランチだ。」
俺は早速 口に頬張った。

「美味いわ!!真紀さん!!」

兄貴がビールを運んできた。

「ちょっと待って お酒は今日はダメ。
悪いけど篤朗くんも 麦茶で我慢してくれる?」

「あ はい。」


真紀は難しい顔をしていた。


メグのことを切り出すのを躊躇しているんだろうか。

「ごちそうさまでした。美味しかった。」

「お腹も一杯になったし…本題に入るけど
しっかり聞いてね。」

俺は心が躍っていた。
メグが……こっちに戻ってくる。
面倒くさいことは今は考えるのをやめよう。

今だけは メグのことを知りたい そう思った。
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